会員の皆様へ 「国際咬合シンポジジウム2017ご案内」

2017年2月12日(日) 会場 東京医科歯科大学 M&Dタワー2F (主催:クインテッセンス出版)で開催されます「国際シンポジウム2017」団体申込みについてご案内致します。

20名様以上でのお申込みにより、御参加費が割引となります。事務局にて御参加のお申込を受付しておりますので、御参加ご希望の場合は、11月5日迄に事務局のメールアドレス、FAXへご連絡お願い致します。

ご送信先へ詳細、お申込書をお送り致します。

E-mail: jimu(at)22i.gr.jp    FAX : 03-3269-8372

 

国際咬合シンポジウム2017レポート

咬合の理論と実際を語り合う!
「国際咬合シンポジウム2017」に参加して  木下俊克

2017年2月12日(日)東京医科歯科大学鈴木章夫記念講堂において、クインテッセンス主催「国際咬合シンポジウム2017」が開催された。

講演は座長:古谷野潔(九州大学教授)の基調講演「咬合は変わったか?」の後に前半は咬合理論についての講演が行われ、マーティン・グロス(イスラエル開業)の「科学的視点から現代の咬合の基本を考える」、筒井照子(日本包括歯科臨床学会顧問)「咬合と全身の関わりについて」、山﨑長郎(SJCDインターナショナル会長)「アンテリアルガイダンスと犬歯誘導の重要性」、前田芳信(大阪大学教授)「可撤性補綴装置を用いた補綴治療における咬合を考える」の講演が行われた。

筒井照子は他の3氏が「補綴学的理論」に基づく発表内容の講演であったのに対し、「生理学的咬合論」の考え方とその重要性について講演し、「全身のなかでの最適な下顎位」について要説した。

後半は各咬合論に基づいた臨床についての講演であった。

筒井照子が「SMC分類に沿った各種治療の実際」、マーティン・グロスが「症例に応じた咬合付与を考える」という演題で講演した。

筒井はSMC分類によって分類した症例について、ストマトロジーと機能咬合論に基づく臨床例を各パターンごとに具体的な症例を提示し、且つME機器によるデータの検証を交えて解説した。最後のディスカッションは「犬歯誘導」と「ディスクルージョン」に絞って行われたが、ここでも個体差に応じた対応について生理学的咬合修復に基づいて解説した。

全体を振り返り、筒井照子先生は、ナソロジーの考え方の演者の中にあって、生理学的な咬合と補綴学的咬合とを理解しやすく説明され、診査診断から修復までの過程を客観的なデータの裏付けのもとに示された講演は、ディスカッションのコメントからも他の演者にも少なからず影響を与えたものであったと感じた。

最後に、筒井の咬合治療が一般的になり、患者と治療サイドが同じ方向を向いて、健全な顎口腔系の維持を目指せるような歯科界になればと思ってやまない。

kogo-sympo2017